医学部の入試女性減点問題は根深いものがある

1,入試女性減点問題は無くならない?

医学部の入試女性減点問題は根深いものがあるので、今後も無くなることは無いでしょう。というのは、これを特に大きな問題として、大学側が改善するという事をしていないからです。

この問題は実際の現場で男性と女性とでは必要性に差があるという事から来ているとも考えられていますが、これについての改善が為されることはないので、入試で差別化が出来ないようになれば、今度は採用の現場がこのような事をするという事になるのは目に見えているからです。

ある意味では、この入試で女性について減点したというのは、実際に採用する時にはこのような事が行われているという事と同じ事が行われていたという事でもあるわけです。

人の採用において、何を基準にして採用するのかという事は極めてあいまいな事がほとんどです。

その最たるものが面接という事になるわけで、これで良い悪いを判断するのが面接官という事になっているわけですから、此処で意図的なモノが働かないというように考える方がおかしいはず。

何しろ試験のような点数で評価するというのではなく、面接は人が自分の感性で評価をするという事ですから、この方法が最終的に所で登場するという事は、それまでのペーパーテストは単なるふるいにかけるという事をしただけの事であって、最終的は人が意図的に採用する人と落とす人を区分けしているという事になります。

ですから、試験の点数を意図的に操作をするというような事も別に悪い事ではないというように考えたとも言えるわけです。

2,入試女性減点問題の本質的な問題とは?

面接で意図的にその人を評価して最終的な判断をしているわけですから、採用する側からすると、試験の点数を意図的に操作するのも同じ事だというように考える事は十分に考えられます。

何故なら最終的に面接時に、女性はそれほど採用したくないという事で、減点されるわけですから、それを試験の段階でしても問題は無いという事です。

どちらにしても減点されるわけですから、それなら早い方が良いというように考えたとも言えなくもありません。

ですから、この問題は最終的には女性が働くという事は極めて難しいという現場の仕事の状況があるという事をまず考えなければならないという事です。

それを誤魔化しているので、そのひずみが入試のところまで出ているという事になるのでしょう。現場の声として男性の方が女性よりも無理がきくという事でどうしても男性の方が採用したくなるのは仕方がありません。

何しろ男性は夜勤でも徹夜でも、緊急時の呼び出しでもいつでも無理を言う事が出来ますが、女性ということになれば、そのような事は倫理的にも出来ません。

子育てという別の重大事を持っているという事がありますから、当然男性と女性とでは扱いが変わるという事になってしまうわけです。

いわば、男性はある意味では女性よりも使い勝手が良いという意味で、仕事場には必要な存在となるという事です。これは男女の優越の話ではありません。

3,男女平等という理想論が入試女性減点問題を生んだ

女性は仕事の他にも大切なものがあるという、役割の違いですから、そこまで同じにするという事は出来ないという事です。

男性は場合によっては徹夜でも何でもしなければならないという事もあるかもしれませんが、それを女性にさせるという事はあってはならないでしょう。

これは倫理的なところも絡んでいるので、男女を同じにするという考え方そのものがおかしいとしか言いようがありません。ですから、男女を同じように雇用しろということ自体が既に問題を含んでいるという事を理解する必要があります。

男女で同じように雇用をする事が出来るというのは理想ではあっても現実的ではありません。その事は、現場の声を聞けば一目瞭然ということになるでしょう。男性優位というような話ではなく、実際に無理を言えるのが男性ということになれば、当然仕事場に男性が多くなるのは当たり前という事になるわけです。 「富士学院の口コミ」より一部引用

無理が出来ない人と、無理を出来る人ということになれば、競争社会で生き残る事が出来るのはどちらかということになれば、決まって無理が出来る方が残るという事になる他ありません。理想と現実は違うという事は常に考えておかなければならないという事です。

ですから、この問題は試験の結果を意図的に隠していたという事が問題だとしなければならないわけです。女性は一律で減点するのがこの大学の医学部の方針だというように前もって言っていれば何も問題はありません。

男子校、女子校というように、明確に性別によって差別をしているところがあるわけですから、最初から性別で違う採点をしますという事を言えばいいだけのことなのです。

おかしな男女平等という理想論を持ち出してきて、同じように扱わなければならないというようにしたので、隠れてこうした事が行われたという事です。

であれば、問題は隠れてこのような事をしたことなのですから、全てを公開して隠すことが出来ないようにすればいいだけの事なのですが、これをするところは今のところはないので、これからもこうした事が起きることになるでしょう。