インターネット回線の種類と選び方

インターネット回線ってどんなタイプがある?

現代社会ではインターネットなしではほとんどのことが出来ない、と思われるほどにインターネットが浸透しています。

最近の子供たちはスマートフォンの普及によって 「自宅でも外でもネットを使える」 ということが普通になっているでしょうけれど、実際にインターネットを使うには回線が必要となる、という事実を知らない子もいるでしょう。

昔、まだインターネットが出始めのころは電話回線のみでしたので、手間暇かけてつなげていたものですが、今はそんな必要がないために知ることがないのです。

では、インターネット回線にはどんな種類があって、それぞれにどんな特徴があるでしょうか。

まずはインターネット回線の種類から紹介します。

会社もサービスも実に様々なものがありますが、1度契約すれば2年から3年程度の契約が発生し、種類を選ばずにいると肝心の速度が遅かったり月額料金が非常に高かったりという結果になってしまいます。

ですから、2年や3年の間不満を持たずに快適なインターネット生活を送りたい方は、自分の生活や価値にあった回線を選ぶ必要があります。

 

1.固定回線

回線の種類としては、最初にあげられるのが固定回線です。

光ケーブルや電話線などを使って有線にてつなぐインターネット回線で、使用する場所が固定されます。

また、モバイルWi-Fiと比較すると速度制限もかかりませんので、ネットの利用が多い人・家族で住んでおりみんなが使っている家庭にはおすすめです。

有線でつなぎますので、基本的には宅内工事が必要となります。

固定回線には「光」や「ケーブルテレビ」「ADSL」などがあります。

その中の光回線とは、光ファイバーを使って接続する種類のインターネット回線です。

最高通信速度は1Gbpsから2Gbpsという超高速通信が可能であり、会社も豊富ですので固定回線で考えるのであれば光回線が主流です。

ケーブルテレビはテレビの回線を使うもので、光回線と比較して速度の安定性が悪くなりがちです。

特にマンションであれば通信が混雑するために、遅くなってしまうことがあります。

最高通信速度は1Mbpsから3Mbpsで、光よりは遅くなりますが一般的な使い方をする限りではさほど不便はないでしょう。

ADSLは既存の電話線を使って接続する方法で、速度は非常に遅くて10Mbps程度となります。

基地局から家までの距離に応じて速度が変化するため、家から基地局が遠いと著しく速度が低下する場合もあります。

昔ながらの方法であり、現代では人気はない方法となります。

 

2.モバイルwi-fi

そして、モバイルWi-Fiという回線種類があります。

これはWi-Fiのルーターを用いて無線にて接続する方法で、光回線と比較すると安定感には欠けるのですが、一般的なネット利用であれば問題はないでしょう。

最高通信速度は光回線とそん色ない程度まで、進化していると言われています。

工事が必要ありませんので、1人暮らしや外出先でもパソコンやタブレットなどでインターネットを使いたい方にはおすすめの方法です。

インターネットを気軽に持ち運べるということで、ルーターが届けばすぐに利用できるという強みもあります。

こちらは現在、LTEとWiMAXの2種類があります。

 

一番人気なのは固定の光回線

固定と持ち運びが出来るインターネット回線で、やはり一番人気なのは固定の光回線となっています。

メリットは2つあり、 速度が安定していて更に速いこと、種類が豊富になるためにニーズに合わせたプランを選択可能であるということ です。

速度は特に、インターネットを使う上で重要なものであり、利用中にイライラするか時間を無駄にしないかなどを決定づけます。

そして、光回線の種類は現在で200以上にもなっています。

スマートフォンと併用することで割引が受けられたり、テレビとのセットで販売するなど各社様々なサービスを展開しています。

自分の家に合わせたプランはどれか選ぶことが出来ますし、乗り換えも簡単です。

 

光回線のサービスは200種類以上

ちなみに、光回線のサービスは200種類以上にもなりますが、厳密に「回線」という意味では4種類が存在しています。

その内容は、「フレッツ光」「auひかり」「NURO光」「地方電力系光」です。

この4つの中で最高速度が一番良いのは「NURO光」で2Gbpsとなり、これは関東・関西・東海地方で展開しているサービスです。

よく名前を聞くのは「フレッツ光」だと思いますが、それは光回線とのコラボレーションで、いろんな会社がサービスを提供しているためです。

例えばどこもやソフトバンク、so-netなども使っているのはフレッツ光の回線となり、サービス提供会社は違っても結局は同じ回線を使っていることとなります。

そのため利用者も多く、インターネット回線自体が込み合うことが多くなっています。

我が家にピッタリのものを発見するためには、速度・料金・利用量をまずははっきりとさせることで、たくさんのサービスの中から選択しやすくなるでしょう。