企業には派遣やパート・アルバイトが人気
企業活動がグローバル化してからは、どこの企業も固定費を抑える傾向にあり、その代表格が人件費ですから、正社員を採用するというのは極力新卒にして、後はいつでも解約できる派遣やパート・アルバイトという雇用形態で賄うというようになっています。
だから中途採用で正社員募集というのがあったとしても、それは特殊技術を持っている人とか、部門でいえば経理で社員がやめてしまったの急遽雇う必要があるという具合に、極めて限定的になっているのです。
したがって正社員で労働契約を結ぶ道はずいぶん狭くなっているのですが、そこにつなげるために 派遣社員ということで登録し、ご縁があった企業に正社員として登用されることを狙うのも一つの方法 になります。
参考:派遣登録キャンペーン
知人が派遣から正社員に採用された事例
現に私の知人は、事務ということで派遣登録をしてある中小企業の仕事を担当することになったのですが、帳簿整理を担当するうちに経理の力も備わり、会計ソフトを使って財務諸表を作成することができるまでになりました。
給与計算は全く経験がなかったのですが、管理する人に教えていただき、自分一人でインプットし、アウトプットも確認できるようになり、年末調整も行い、税務署への支払い報告も行えるようになったのです。
そして、来客が結構多い会社でしたが、その応対も笑顔を絶やすことなくきちんとこなしていました。
今では主任という肩書も
2年ほど経過したときに、その会社の人事の方と派遣元の人事の方がお会いして話し合い、彼女を正社員として雇いたい、結構ですということで移籍も決定した経緯があります。
もちろん、多少の処遇もアップしましたし、賞与も出るようになったのです。
そして退職金のことも労働契約に盛り込まれ、働く生涯はその企業で安心して務めることができるようになったわけです。
それから5年ほど経過していますが、今では主任という肩書もついており、仕事も処遇もワンランクアップしています。
まとめ
この事例が示す通り、派遣登録をして正社員につなぐ道があるので、その道を目指すのがおすすめですが、誰でもつながるとは限りません。
中には媚を売ったり、心にもないおべんちゃらを言ったりする人もいますが、そういう浅はかな考え方では、この道は途中で途絶えてしまいます。
あくまでもご縁があった会社のために、一所懸命仕事をするということがなければならないのです。