認証保育所に子供を預けるには?

保育内容・保育日・料金の確認を忘れずに

認証保育所とは、保育所の中でもある決められた東京の基準で設置されたものを差します。

そうではない保育所は児童福祉法に基づいた「認可保育所」と呼びます。こちらは国基準で、0才~小学生前の子供を保育できない保護者の代わりを担う児童保育施設です。

一方で認証の方は大都市では土地の値段が高く、この規定に対応しきれないためでした。21世紀にはいり、大都市で保育所のニーズは非常に多様化してきています。

例えばあがっているのは、産休明けになって仕事に出たいとか、勤務先の退社時間が遅いとか、送り迎えの利便性を求める声です。

申し込みはまず情報提供と案内を受ける必要があります。

お住まいの各総合支所の、生活支援課子ども家庭支援担当または保育課保育計画推進担当へ行き、案内を受けましょう。

それから話合いをしっかり、行いましょう。

保育内容、保育日や料金についてです。

そして申し込みは支所ではなく直接その保育園と契約することになりますので注意して下さい。

これで晴れて保育が開始されます。

保育見学などで保育園の雰囲気も確かめましょう

最近では保育見学が自由にできる保育所がほとんどなので、実際にその足で運んでみるとよいでしょう。

雰囲気などがよくわかると思います。

女性の社会進出は目覚ましいものがあります。

ライフスタイルは多様化し、また、体力以外の面での能力があまり要求されない仕事が増えた昨今、女性が会社などで男性と同じように働く機会はかなり増えました。

しかしその一方で、育児に関する問題が起こっているのです。

産休が認められているのは1年ですし、その後は結局会社を辞めなければ子供を育てられないという人は多くなってしまいます。

こうした要望は大都市である東京都ではいよいよ深刻化していっていたのです。

女性の選択肢は増えたようではあるものの、子育てに適した環境がなければ、結局同じことになってしまいます。

そこでこうした声がよくあがっている東京都では、保育所の見直しが行われました。

国の基準を満たせずに認可外になってしまっていた保育所がありましたが、そういう保育所は助成金などがもらえないために料金が高くなってしまっていました。

しかし大都市の条件を考慮に入れると、国の基準がそぐわない場合も多いため、そういった保育所にも助成金を支払うことが決まったのです。

かつては、就職上の問題などで、なかなか認可保育園に入園を許可されなかった人がやむを得ずに通う保育所というイメージがありましたが、東京ではすっかりその状況が変わり、無駄な往復などで、交通費などが高くついてしまったり、それだけで時間がかなりかかってしまうならば、駅前などといった交通の利便性がある場所で営む保育所をサポートするようになりました。

認証保育所と認可保育所の違い

認証保育所は、認可保育所よりも開所時間が長いという特徴があります。原則13時間以上の開所が義務付けられています。

もう一つ、認証保育所は0才児の保育が義務付けられていて、また、0才児と1才児の一人当たりの基準面積が2.5平方メートルと狭くても大丈夫になったので、土地が高い駅前などにも設置が可能になりました(認可保育所の場合は3.3平方メートルです)。

都と区が運営の補助金を出していて、しっかりと自治体と運営の方針を立て指導しているのも特徴です。例えば料金に通常7~8万えんほどの上限が定められていることをはじめとして、適切な保育水準の維持を目指しているのです。

認証保育所はA型とB型の二つのタイプがあります。

A型は大規模な保育所として考えられ、B型は小規模な保育所です。A型保育所は0歳~2歳までの児童が半分以上を含めて、定員が20~120人に設定されています。

現在は600ヶ所ほどがあります。

B型保育所は0~2歳までの児童のみを対象にして、定員は6人~29人です。

家庭的な保育を目指すような保育所なのです。B型はだいたい100ヶ所じゃくほどがあります。

もう少しこのA型とB型の違いについて見ていきます。A型の料金は認証保育所の料金を「東京都認証保育所事業実施要綱4」でしっかりと定められています。

それによると月220時間以下の利用をした場合の料金の月額は、3歳未満児の場合80,000円、3歳以上児77,000円を超えない料金設定です。

220時間というと、毎日10時間利用して22日ですから、ほとんど勤めに出ているママなどはその最中、保育所に預けておくことができます。

それで8万円ならばそれほど高い金額ではないと考えられます。

新しい保育園の形ができていますので、是非とも働く女性はそれを考慮にいれるようにしましょう。

しかし土地が土地なので園庭がないなどといった環境の不備があることも確かです。信頼できて、料金もそれほど高くない保育所を利用することができれば子供のためにもよいことです。

施設の規模や方針は保育所によってさまざまです。是非とも実際にいくつかの保育所の見学をして検討するようにしましょう。