アパート買取を考えているなら

不動産投資が注目を集めており、まず手始めにワンルームマンションなど分譲マンションを1部屋だけ購入して賃貸に出す人もいます。
でも、まとまった資金がある人はもちろん、高利回りが見込める高収益物件に出会った時には、アパート1棟をまるごと購入しようと考えることもあるでしょう。
アパートを買取して将来にわたって不労所得として安定した家賃収入があれば、老後も安心して生活できます。

アパート1棟まるごと購入する場合

ただし1棟まるごと購入する場合は、場所や規模によってかなり高額になるので、失敗しないように細心の注意を払う必要があります。
もし土地をあらたに購入して物件を建てるなら、完成までの時間がかかり費用もかさみます。
建てている間はもちろん収益は発生しないし、完成後に周辺の状況が変わるかもしれないので注意が必要です。
建材や工法など割安なハウスメーカーや工務店を選定し、工期がなるべく短くて済むやり方を打診するといいでしょう。

中古アパートを買取する際の注意点

では、中古アパートを買取するならどんなことに気を付ければ失敗が少なくなるかをご紹介します。
アパート経営で怖いのは、借り手がいなくて空室率が上がり、思ったような家賃収入がなくてローンが返済できないことです。
ローンを組まずに現金で購入した人やローン完済後も同じことで、空室率が高くなると収益が減り、高額でアパートを買取した意味がなくなってしまいます。
そこで、購入前に「駅近」「人気エリア」「大学やオフィスに通いやすい」など賃貸需要があるかどうかをチェックしてください。
いくら安い物件でも、需要がなければ投資する価値がありません。

家賃が周辺と比べて妥当な金額かどうかもチェック

中古物件を買い取るときは、すでに入居者がいて「オーナーチェンジ」のケースも多いでしょう。
そのときは、現在の入居率を確認するだけでなく、家賃が周辺と比べて妥当な金額かどうかもチェックしてください。
家賃が高めに設定されていると、転居で新しい入居者を募るときにも振り出し、現在入っている人が次回の更新を断るかもしれません。
ただし、1月から3月ごろは卒業や転勤などで人の動きがあるため、一時的に空室が増えることもあるので、そうした状況も加味しましょう。
いい条件で人気がある物件なら、年度末に空きがあってもそのあとすぐに入学、入社や転勤などで部屋が埋まるから大丈夫です。

【まとめ】資金面での計画もとても大切

もちろん、こうした条件だけでなく資金面での計画もとても大切です。
融資の組み立て方を誤って無理な借り方をしたり、高い入居率が続く想定でローンを組んでいると、思うように家賃が入ってこないと大変なことになります。
さまざまなアパート買取専門の業者を比較し、金融機関にもしっかりと相談したうえで資金繰りや購入計画を立ててください。